本郷クラブ2006年度例会

第30回 12月例会(12月2日)午後2時〜
吉田和明 三億円事件と伝書鳩『伝書鳩による錬金術』
(場所=文京区民センター)
★会場スナップ写真★



講話者 吉田和明(講師・著述業)
講話 『伝書鳩による錬金術』

東大安田講堂落城の際、その時計台から学生たちの手によって一羽の鳩が放たれた、その鳩の脚には世界平和を祈願する文面の綴られた紙が結ばれていた、なんていう嘘の話で盛り上がっていたときだったか。誰かが、「団塊の世代・ポスト団塊の世代にとって伝書鳩は、漫画、車・オートバイ、そして学生運動と並ぶ重要なアイテムの一つだ」と叫んだのである。この本は、その誰かの一言から産まれたといって過言ではない。

◆近刊:『三億円事件と伝書鳩1968−69』(社会評論社)

講師略歴

千葉県館山市生まれ。法政大学経済学部卒業。
東京工業大学社会理工学研究科博士課程修了。
80年代に総合評論誌『テーゼ』を創刊、主宰。また、大学やカルチャーセンターの講師を務める。
現在、コラム、書評、エッセイなどを、全国紙、地方紙に400本以上執筆。「太宰治と尾崎豊のアナロジー」、「若者とのコミュニケーション」など、文学、近・現代史、社会問題、教育問題などについての講演多数。日本ジャーナリスト専門学校講師。





第29回 11月例会(11月4日)午後6時〜
朝倉喬司 色里・悪所と日本文化
(場所=文京区民センター)
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第28回 10月例会(10月6日)午後2時30分〜
◆第5回公開講座◆
日向寺太郎「黒木監督/人と作品にふれて」
上映作品 黒木和雄 監督『美しい夏キリシマ』『竜馬暗殺』
(場所=文京シビックセンター)
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追悼・黒木和雄/映画と講話
映画2本上映
  
『美しい夏キリシマ』(2002年)
柄本佑、原田芳雄、左時枝、牧瀬里穂、宮下順子ほか

『竜馬暗殺』(1974年)
原田芳雄、石橋蓮司、中川梨絵、松田優作、桃井かおり ほか

講話者 日向寺太郎(映画監督)
講話 「黒木監督/人と作品にふれて」





第27回 9月例会(9月2日)午後6時〜
橘 凛保 浄瑠璃をもっと身近に─『創作浄瑠璃』の会
(場所=文京区民センター)
★会場スナップ写真★



講話者 橘 凛保(創作浄瑠璃作家)
講話 創作浄瑠璃『焦土ヒロシマに咲いた希望の花カンナ』
との不思議な出あい

講師略歴
マナー文化協会本部講師・横浜創英短期大学講師・野澤松也と橘凛保の創作浄瑠璃の会

マナー講師としてのスキルを活かし、マナーを日本文化全般として捕らえ、ビジネスマナー講座だけでなく、ニーズに合わせて講座、イベントを企画。協会本部では、実用マナー検定、インストラクター養成講座など担当。
日本国語研究所「言葉遊び研究会」にて言葉を習得する過程を学び、実践することを通して言葉のおもしろさを知る。日本語を教えるボランティア・朗読・舞台女優など言葉にかかわる活動もしている。
2004年からは、歌舞伎の義太夫三味線方、野澤松也氏の依頼で『創作浄瑠璃』を手がける。語り継がれなくなりつつある民話や土地に伝わる話を現地に取材し、浄瑠璃風に書き下ろしている。敷居の高い浄瑠璃をもっと身近に楽しんでいただくことを目的に活動している。





第26回 8月例会(8月5日)午後2時〜
岡田正人 大河ドラマ『功名が辻』を語る
(場所=文京区民センター)
★会場スナップ写真★



講話者 岡田正人(歴史家・日本ペンクラブ会員)
講話 ドラマ『功名が辻』の虚像と実像を楽しむ





第25回 7月例会(7月1日)午後6時〜
河 真鮮『URINARA(祖国)─母のまなざし、息子の声─』
(場所=文京シビックセンター)
★会場スナップ写真★



講話者 河 真鮮(映画監督)
講話 「日本」と「韓国」、二つの「祖国」を持つ青年の
心揺さぶるドキュメンタリー
映画『URINARA(祖国)─母のまなざし、息子の声─』
日本映画学校第18期映像ジャーナル
ゼミ卒業制作作品(2005年度作品)(60分)





第24回 6月例会(6月3日)午後6時〜
堀切直人 『浅草』四部作を完結して・・・
(場所=文京区民センター)
★会場スナップ写真★



講話者 堀切直人(文芸評論家)
講話 盛り場『浅草』の地霊(ゲニウス・ロキ)

講師略歴
文芸評論家。早大中退。著書に『日本夢文学志』、『本との出会い、人との遭遇』、『終末からの再出発』、『野に属するもの』など。昭和23年(1948)生。

◆講話参考資料:堀切直人 著『浅草』―戦後篇 12月10日(右文書院刊)四六判440頁 本体2200円





第23回 5月例会(5月6日)午後2時〜
暮尾 淳 金子光晴・秋山 清・伊藤信吉について
(場所=文京区民センター)
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講話者 暮尾 淳(詩人・作家)
講話 金子光晴・秋山 清・伊藤信吉について

『秋山清著作集全11巻+別巻1』(ぱる出版)に編集委員の一人として加わった暮尾氏が、秋山 清・金子光晴・伊藤信吉たちへの懐いを語ります。アナキストたちの一面を詩人の眼が捉えます。

講師略歴

昭和14年、札幌に生まれる。詩集に『六月の風葬』、『めし屋のみ屋のある風景』、『紅茶キノコによせる恋唄』、『雨言葉』。
評伝に『カメラは私の武器だった――きみは、アキヒコ・オカムラを知っているか』。最新刊に詩+俳句+エッセイの書『ぼつぼつぼちら』。





第22回 4月例会(4月1日)午後3時〜
◆第4回公開講座◆
千葉茂樹 映画『第五福竜丸』の現場から
(場所=文京区民センター)
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講話者 千葉茂樹(近代映画協会・映画監督)
講話 映画『第五福竜丸』の現場から

上映作品 『第五福竜丸』(1958年)
近代映画協会、新世紀映画/モノクロ/ワイド/110分
製作/絲屋寿雄、若山一夫、山田典吾、能登節雄
脚本/八木保太郎、新藤兼人
出演/宇野重吉、乙羽信子、小沢栄太郎、千田是也、清水将夫ほか

講師略歴
1933年、福島県生まれ。1956年から近代映画協会に所属し、新藤兼人、吉村公三郎両監督に師事する。
大映作品『一粒の麦』の脚本でデビュー。『第五福竜丸』では助監督。
『孤島の太陽』、『こころの山脈』、『モスクワわが愛』など多数の劇映画のほか、短篇映画、ドキュメンタリー、TVドラマ作品などを手がける。
1999年、長編アニメーション映画『ゼノーかぎりなき愛に1』脚本及び製作。長編ドキュメンタリー映画“蒙日に架ける―『愛の鉄道』”脚本・監督。
1999年、第29回毎日福祉顕彰、2000年、第12回AVCO(キリスト教視聴穂賞連盟)教育賞受賞。2001年OCIC・JAPAN特別優秀賞。
著書に『映画で地球を愛したい―マザー・テレサヘの誓い』、『マザー・テレサとその世界』、『こんにちわ地球家族』、『コルベ神父』、『環太平洋・先住民族の挑戦』(共著)など。





第21回 3月例会(3月4日)午後2時〜
林 尚男 私の戦前・戦中・戦後の自分史
(場所=文京区民センター)
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講話者 林 尚男(日本文学協会・日本近代文学会会員)
講話 私の戦前・戦中・戦後の自分史

「歴史とは現在と過去の対話」といわれる。幼くして父を失い、母と共に当時日本の植民地だった朝鮮に渡り、戦前・戦中・戦後の動乱の《昭和史》を講師はひたむきに生きる。
中学と高校・大学での学生運動と、そこでの錚々たる教師達との出会いと、社会へ出てからの作家たちとの稀なる交流と親炙。その間、講師は《政治と文学》の実践活動をへて、小学・中学・大学での教師生活というコースをたどる。
特に幼い子らたちとのぶつかり合いの《表現教育》の成果はほのぼのとして感動的!

◆本講のテキスト:林 尚男 著『遊ぶ子どもの声きけば・・・』風濤社、2005年11月刊 定価2200+税

講師略歴

1927年、朝鮮・元山に生まれる。1953年、法政大学文学部日本文学科卒。川崎市立小学校教諭を経て、弘前大学教授、北里大学教授。1998年、同大学退職、現在に至る。日本文学協会、日本近代文学会会員。
著書:『文学教育における可能性の追求』(教育出版、1982年)、『評伝 堺利彦―その人と思想』(オリジン出版センター、1988年)、『平民社の人びと―秋水・枯川・尚江・栄』(朝日新聞社、1990年)、『中野重治の肖像』(創樹社、2001年)、その他。
住所:〒227-0045 横浜市青葉区若草台11-66





第20回 2月例会(2月4日)午後2時〜
田坂 昂 ロシア・ナロードニキと近代日本
(場所=文京区民センター)
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第19回 1月例会(1月7日)午後2時〜
中島信昭 内田吐夢と俺
ビデオ上映 内田吐夢 監督『たそがれ酒場』(1955年)
(場所=文京区民センター)
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